2017年、川原さんは開業したばかりの渋谷キャストのレジデンスへ移る。だが、その暮らしはコロナ禍を境に一変した。友人を呼んで楽しんでいた共有スペースは使えなくなり、街からも人が消えた。
「渋谷に住む意味がなくなった」と感じた川原さんが、2022年に移り住んだのが、リビエラ逗子マリーナだった。
非日常が日常になる、リゾマンの暮らしで気づいたこと
決め手は「ここ自体が遊ぶ場所」という非日常感だった。ところが実際に暮らしてみると、外から見える華やかさとは別の顔があった。
「そもそも、住むための物件じゃないんですよ」
川原さんはそう笑う。リゾートマンションは本来、週末やシーズンに訪れる人のためのものだ。常時滞在を前提としていないため、マンションの駐車場が足りず移動は自転車とバス。バスは1時間に3本ほどだ。重いものはネットスーパーで買う。
また50年前の設計ゆえに、間取りが現代の家具に合わず、引っ越しの際にタンスを1つ手放した。加えて海辺だけに塩害や湿気、隙間風にも悩まされる。


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