ところがどっこい。今回の検証で私は「イオンの強力なライバル」を見つけてしまった。商品名は『エールズ』。
セブン&アイ・ホールディングスが展開するPBブランド『セブンプレミアム』の商品で、近所のセブン-イレブンとイトーヨーカドー両店で販売されていた。値段は350mlの単缶で税込み195円。アルコール度数は5.5%。
同製品はサントリーとの共同開発品。爽やかな味わいで後味はバッチリ。正直かなり美味しかった。点数を付けるなら100点。個人的には1杯目にイオンのビール、2杯目にセブンに切り替えると「ビールの味変」を楽しめそうだと感じた。
コストパフォーマンスで比較するとイオンに軍配が上がりそうだが、セブンは店舗数が圧倒的に多い。その他のPBビールと比較しても“買いやすさ”という点で強みがありそうだ。
酒税法改正を「イベント」として楽しもう
各小売店では「PBの酎ハイ」も販売されており、大手メーカーよりも数十円ほど安い値段で購入できる。物価高が止まらない今、私たち庶民が気軽に手に取りやすい価格帯で、商品開発を頑張ってくれている各企業関係者には頭が上がらない。
酒税法改正というイベントを前向き捉え、小さな冒険を行った今回の検証期間は、いつもよりほんの少しだけ“人生が豊か”になった感覚があった。誰もが孤独な時代でも毎日を明るく、ささやかな幸せを噛みしめる“前向きぼっち”な生き方を極めるためにも、これからも積極的に新しいことに挑戦したい、とPBビールを片手に思った筆者なのであった。
(編集部注:本稿は、10月7日に大手ビールメーカー4社が価格カルテルの疑いで公正取引委員会の強制調査を受けたとの報道が出る前に執筆されたものです。本文で取り上げている商品や評価は、今回の報道とは関係ありません)


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