「子どもたちとの関わりでは、『わからないと感じても、信じて尊重する』をモットーにしています。たとえば私は歴史に全く興味がないのですが、歴史好きな子どものために、日本中の天守閣巡りに付き合ったりしましたね。子どもは自分と違う存在なので、全部を理解したりコントロールしたりするのではなく、わからないなりに面白がってサポートするのがちょうどいいかなと思っています」
もちろん、子育てのすべてが順調だったわけではない。しかし、自身の受けた抑圧から学び、子どものあるがままを尊重する姿勢を目指した。それぞれ「タイプが違う」子どもたちから刺激を受け、新しい知識や価値観を学ぶことも多いという。
高IQ団体の会員になったお母さん
生活の中でふとしたことから検査を受け、自身の知能が高いと知ったのは数年前のことだ。IQ130以上と判明し、高IQ団体にも入った。
「お母さんが急に高IQ団体の会員になったら、面白いなと思ったんですよね」
そう屈託なく笑う姿からは、かつての悩みは想像できない。しかし、はるこさんはこう振り返る。
「高い知能という観点を得たことで、過去の出来事にようやく説明がついていきました。でも、苦しみの真っただ中にいた頃には、その理由がわからなかった。わからないまま、途中で人生をやめてしまっていた可能性もあると思います」
はるこさんの場合、広告業界という自分に合った業界で活躍することができた。しかし、業界選びや会社選びには運や縁も関わってくる。もし、違う業界に、違う会社に進んでいたら。そもそも苦しみのあまり、就職までたどりつくことができなかったら。自分が何者かを知ることも、生きていくこともかなわなかったかもしれない。


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