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ライフ #となりのギフテッド

「本当の自分は理解されない」引きこもるギフテッド少女が社会人になって変貌…「IQ130超」女性が語る"幸運な"職業人生

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はるこさん
社会に出たはるこさん(写真:ともにはるこさん提供)
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プライベートでは、学生時代に通っていた美術予備校のつながりで、芸術家の夫と知り合い結婚。その後、子どもが生まれたことを機に独立の道を選んだ。「フリーの女性コピーライター」という存在がまだ珍しかった時代、美容や子育て分野など様々な案件を手掛け活躍したという。

苦しい10代を過ごしたはるこさんだったが、広告の世界は彼女にとても合っていた。

「広告業界は凄く馴染みやすかったです。テンポが合う人が周りに多くいたというか。みんなで言葉を研ぎ澄ます、というのがとにかく楽しいんですよね」

仕事を通じて、自然とお互いの人間性を知ることができる。また業界の風土が、「ものごとを突き詰めること」「人と違う発想を持つこと」に肯定的だった、という要因もあるかもしれない。

3歳頃の写真。大の読書好きで、特に好きだったアガサ・クリスティや星新一は小学校低学年のうちに全巻読破したという(写真:はるこさん提供)(写真:はるこさん提供)
幼少期からモノづくりが好きで、小学校のクラスメイトを主人公にした自作の漫画は「めちゃくちゃ好評」だったそうだ。6歳頃(写真:はるこさん提供)

ギフテッド特性を持つ子どもたちの苦しみが、近年メディアで取り上げられるようになってきている。これに対してしばしば見かけるのは、「学校でつまずくようでは、社会に出てから大丈夫なのか」という反応だ。

これはもっともな疑問だろう。しかし、実ははるこさんのように「働き始めてから自分らしく生きられるようになった」というギフテッド当事者は珍しくない。得意なことで周囲と通じ合えたり、ある程度の裁量を持って行動できたり。そういった環境に出会い、能力を発揮しつつ幸せに生きている、という人も多いのだ。

かくいう筆者自身もギフテッド当事者だが、人生で一番大変だったのは子ども時代だ。学校は、性質や得手不得手にかかわらず(基本的には)年齢に沿って一律のルールで集団生活を送る場所である。もしかしたらそれは(人によっては)「社会よりも過酷」なのかもしれない。

母として、「高知能」の当事者として

現在のはるこさんは、3人の子どもを持つ母親だ。自分のことを「食べ盛りの子どもたちに唐揚げを1.5kg揚げる、普通のお母さん」と語る彼女にとって、子育てはどんな経験だったのだろうか。

現在のはるこさん。「高い知能やギフテッド特性は、あくまで子どもの『1つの要素』だと思います。サッカーが好きな子もいれば、数学が好きな子もいるように、子どもはそれぞれ違う人間。周囲の大人たちは才能にフォーカスしすぎず、その子自身を見てあげてほしいです」と語る(写真:筆者撮影)
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