軽量化技術と並ぶ、今回の展示の目玉と言えるのが、開発中の「軽自動車用ハイブリッド」「登録車用シリーズ・ハイブリッド」、そして「次世代1.2リッター直噴ターボエンジン」という3つのパワートレインだ。
軽自動車用ハイブリッドは、エンジンとトランスミッションの間にモーターをかませる「P2」と呼ぶ方式。モーターは10kWと小さく、電圧は48V。バッテリーは0.4kWhと小さい。
スズキは「48V P2」方式と呼ぶ、48Vマイルドハイブリッドの発展形と言える内容だ。エンジンはNA(自然吸気)とターボの2種類に対応する。
登録車用には、60kWと65kW級の駆動用モーターと、発電用の1.2リッターエンジンを組み合わせるシリーズ・ハイブリッドを展示した。バッテリーは0.6kWhとこちらも小さく、エンジンはバイオエタノールやCNG類というサスティナブルな燃料にも対応可能。
さらに、このシステムに外部からの充電機能を追加することで、レンジエクステンダーの「REEVライト」を派生させる。また、エンジン直結モードを追加することで、PHEVへの発展も予定するという。
熱効率50%超を目指すガソリンエンジン
そして3つ目となる「次世代1.2リッター直噴ターボエンジン」は、インドや南米など、まだまだエンジンが必要なエリアに向けたものであるとか。ただし、ガソリンだけでなく、バイオエタノールやCNG類にも対応。30年ごろには熱効率40%を、さらにPHEV用に特化することで熱効率50%超を目指すという。
電動化といって、EVに一目散に向かうのではなく、まずはハイブリッドを目指す。そして世界市場を広く俯瞰し、エンジンも新しく開発してゆくという戦略は、いかにもスズキらしい現実路線と言えるだろう。


※ログイン後、コメント入力が可能です。