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ビジネス #自動車最前線

100kgの軽量化を実現!? 「5年先のスズキ車」の姿が開発中の技術から見えてきた《技術戦略説明会2026》

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ガソリンエンジンにおいては熱効率50%超を目指す(筆者撮影)
ガソリンエンジンにおいては熱効率50%超を目指す(筆者撮影)
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具体的な日数として、従来40~48カ月かかっていた新車開発を24カ月に短縮するという。ここにはデザイン決定のプロセスまで入っている。また、開発効率と生産効率は工数でのカウントであり、人員削減は考えていないとか。

開発期間24カ月という目標は正直、驚くほど高い目標だ。先だって日産は、50カ月を30~37カ月に短縮すると説明していた。それよりも、スズキの目標はさらに短い期間へ短縮するというのだ。

では実際、どのようにして開発期間を短縮するのであろうか。それについてスズキは、「前の工程が終わってから次の工程に流す」リレー方式から、企画以降の設計や生産、調達、品質、営業といった部門が同じ目標に向かって同時進行・並行開発する方式に変えるという。

「小・少・軽・短・美」や「エネルギー極小化」は以前から掲げるスローガン(筆者撮影)

また、AIやモデルベース開発といったデジタル技術の活用。そして共通モジュールの拡大と進化も行う。それでも期間半減は、相当に大きなチャレンジと言えるだろう。

今回、質疑応答では「開発期間短縮による作り込み不足」への懸念に関する質問も出た。もちろんスズキ側としては、「作り込み不足にならないよう努力する」と答えていたが、こればかりは、製品が出てこない限り、実際のところはわからない。

そういう意味で、30年代のスズキ車の出来具合は、注意して見る必要性はあるだろう。

100kg軽量化を実現する技術

今回の説明会でお披露目された新技術の中で、最も数多くあったのが「軽量化」に関連するものだ。スズキはすでに24年の最初の技術戦略説明会で、「2030年代の次世代軽自動車について100kgもの軽量化」を目標に掲げている。

現行モデル(アルトで680kg)をベースに、30年以降の「法規制対応」「燃費向上」「衝突安全対応」という要求に応えるための重量増加(+80kg)を加えたうえで、そこから100kgの軽量化を行う。

高張力鋼板をはじめ軽量化のための技術の数々(写真:スズキ)

 

つまり、30年代の次世代「アルト」は、現行よりも20kgも軽くなるというわけだ。燃費向上のためには、ハイブリッド化などの電動化が必須となる。それを踏まえたうえで、さらに軽くするというのは驚くばかりである。

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