興味深いのは、メンバー自身が髪色を「バランス」や「意思」「まとまり」と結びつけて語っていた点だ。
今年7月のツアー前の囲み取材で、菊池は、メンバーたちが「(全体の)バランスを見て髪型を変えられるようになった」と話した。佐藤は、「結構髪の色でわかるよね。意思があるのかなとか。まとまっているのかどうかとか」と語っている(※6)。
さらに佐藤が、篠塚は周りに相談しながら、同じ髪色のメンバーがいないことを踏まえて金髪にしていたことを指摘すると、篠塚本人も「そうですね」と応じ、「黒にするタイミング」にも触れていた。
つまり、髪を黒くする時期を意識していたことは、7月の時点でうかがえる。会見のために変えたと断定はできない。ただ、髪色を意思のサインとして意識しているグループである。服装がダークカラーで揃った場で、1人だけ明るい金髪が際立てば、「場に合っていない」と読まれかねない。
本人の意図よりも「受け手がどう読んだか」が重要
トーンを落とした髪色は、「場をわきまえている」「気持ちを合わせている」というサインとして、受け手に読まれたと考えられる。ここでも大切なのは、本人の意図ではなく、受け手がどう読んだかである。
同じ「見た目の調整」でも、受け手が「誰のための変化か」をどのように読むかで、評価は分かれるのだ(※7)。


※ログイン後、コメント入力が可能です。