ただし、服装を揃えることが、必ずしも謝罪の場において万能であるわけではない。
2016年1月18日、フジテレビ『SMAP×SMAP』の生放送で、解散・分裂騒動が報じられていたSMAPのメンバー5人が謝罪した。このとき全員が黒づくめのスーツ姿だったが、その後は現在にわたって「公開処刑」だと言われ続けている。
これは、メンバーの表情がこわばっていたことや、謝罪に至るまでの経緯を報道などで多くの人が知っていたからだろう。また、メンバー全員で謝罪したことは同じだが、今回のtimeleszとは、謝罪の理由の中身が大きく違うことは言うまでもない。
場にふさわしい格好で、しかも全員が同じような色味の服装であることは一定の評価をされるが、受け止め方が正反対になりうることもあるという1つの事例と言える。
服装は、評価の決め手ではなく、いわば「合格点」にすぎない。評価を分けるのは、もっと別のところにある。
菊池風磨の“顔”に集まった違和感
今回の会見で、世間の話題として目立ったのは、服装ではなく“顔”だった。
週刊女性PRIMEは、会見場の菊池について、「おでこから下の部分だけが浮き上がるほど真っ白にメイクされ、おでこだけは薄化粧のまま」だったと報じた。同媒体は記事の見出しで、これを「異様な白塗りメイク」と表現している。会見をテレビで視聴した人たちから「話の内容が頭に入ってこない」という困惑の声が相次いだと伝えている。
一方、女性自身は同じ会見での菊池を「やつれ姿」と表現し、《風磨くん痩せたな…》といったファンの声を紹介した。
同じ顔であっても、一方では「不自然なメイク」という表面的な違和感をフォーカスし、もう一方では「疲れの表れ」という内面や体調に結びつけて語ったことになる。原因は同じ「疲労」や「心労」だったとしても、受け手の持つフレームによって処理される情報が異なったのだ。


※ログイン後、コメント入力が可能です。