その時間を有効に活用せずに惰性で過ごしてしまうのは、自分自身の人生を生きていないのに等しい、とすら言える。かなり損している。
私は拙著や本連載などで、「仕事はビジネスパーソンならば絶対にしなくてはならないことだが、趣味は、やらなくてもいいのにわざわざやること」だと述べている。そして、その「わざわざやる対象」や「わざわざやること」それ事態が、オリジナルの人生を生きるうえで重要な要素の一つであり、生きがいにもつながる、としている。
オフの時間の使い方も同様だ。
ある意味強制されたオンの時間ではなく、自分自身がその使い方に完全な裁量権を有しているオフの時間を充実させることが、人生の充実につながるし、自分自身の人生を生きるうえで大切なのだ。
40代からはオフを仕事以外に使う
とは言え、ひと言でオフの過ごし方といっても、年齢によって、時間配分は当然だが異なってくるだろう。比較的若いビジネスパーソンであれば、オフとは言え完全に仕事関連から離れるのは難しいかもしれない。
かくいう私自身も35歳までは、仕事関連のインプットを人生の主軸に据えていたので、オフはまとまって勉強できる日だった。平日通りの時間におきて勉強したり、スクールに通ったり、目指す何かを持っている諸先輩方の話を聞きに行ったりしていた。どちらかというと、人生の充実というよりは、まとまったインプット時間がその過ごし方の中心であった。
40歳以上のビジネスパーソンであれば、立場によってはもちろん完全に仕事から離れる、というわけにはいかないだろうが、少なくともその大半を仕事以外に費やすべきであろう。
その年代であれば、仕事に関連するインプットが中心というよりも、それまでの経験や知識や、知恵を活用して、「如何に質の高いアウトプットを出すか」が勝負となっているはずだ。また、インプットのやり方も自分の経験などからかなり効率化されているはずなので、若い時分よりも、時間を費やす必要もないだろう。


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