私の考える"解"は次の3つです。
【解1】勇気を持って一歩踏み出す:「そのうち誘われるだろう」ではなく、こちらから声をかけ、具体的な日時まで提案する。
【解2】相手の都合に柔軟に合わせる:断られても引かず、代替案を出す。
【解3】"誘う側の人"になる:こちらからお誘いすることで存在感とリーダーシップと、相手への関心の高さも同時に示すことができる。
ロンドンのジムでできたアフガニスタン出身の友人
私がこの"解"に気づいたのは、ある海外での経験がきっかけです。
ロンドンに駐在で赴任したばかりのこと。趣味のキックボクシングを「せっかくなので、ロンドンでも続けてみたい」。そう思い、私は恐る恐る1人で近所のジムの体験レッスンに参加しました。
そこにはさまざまな人種の屈強な人たちがずらり。少々圧倒されながらレッスンがはじまりましたが、みんな気さくで、なごやかな雰囲気でした。しかし、そんな時間もほどなく、「はい、ここからは2人1組になって!」とインストラクターが促します。
日本のジムならインストラクターが体格や経験を見ながら親切に組み合わせてくれますが、ここはロンドン。「自分で相手を見つけて!」 以上。じつに無情。私は腰が引け、「誰か誘ってくれないかな……」「インストラクターが相手を決めてくれないかな……」と、そんなことを考えながら、おどおどしていました。
しかし、そのとき、ふと頭に浮かんだのが、このスキルです。
「誘われる前に誘え」
心の中で唱えたその言葉に背中を押されました。周囲を見渡すと、1人でぽつんとしている青年がいます。「よし、行くぞ」と意を決して近づき、「一緒にやりませんか」と声をかけてみました。
すると彼は、「待ってました!」と言わんばかりの笑顔で応えてくれました。そこからは2人で楽しく練習し、すっかり打ち解けました。


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