それではここで、懇親会を意味のないものにしてしまう"罠"について見てみましょう。
【罠1】プライベートの話に偏りすぎる:ただの飲み会になり、なんとなく仲良くなるものの信頼やビジネスの進展につながらない。
【罠2】仕事の話ばかりになってしまう:会議の延長になり、場が堅苦しくなる。
【罠3】ネタの準備不足:沈黙が多くなり、場の空気を持て余す。
せっかく貴重な時間とコストを使う懇親会ですから有効に活用したいですね。
では、こうした"罠"にハマらないためにはどうすればいいのでしょうか。私の考える"解"は次の2つです。
【解1】仕事50:プライベート50のバランスを意識する(黄金比):相手の関心や価値観を知るために、両方の領域で話題を行ったり来たりしてメリハリある対話を楽しむ。
【解2】話題を少なくても5個用意する:時事ネタ、趣味、家族、旅行、食べ物など、タイミングよく繰り出せると強い。
重要なのは「仕事の話」か「プライベートの話」か?
私がこの"解"にいたったエピソードを紹介させてください。
ある日、同僚たちと雑談していたときのことです。同僚Aは愚痴をこぼします。
「Bさんって、懇親会になるといつも趣味の話ばかりでさ……。せっかくお客さんとビジネスの話ができるチャンスなのに、もったいないよな。会社のお金使ってるのに……」
一方で、同僚Bは真逆の主張をしました。
「Aは固すぎるんだよなー。懇親会で仕事の話ばっかりしても、お客さんだって疲れるだけだろ? せっかくの席なんだから、もっと楽しいプライベートの話をするべきなんだ」
両極端な意見が飛び交うこの議論を聞いていて、それまであまり懇親会の話題の在り方について考えてこなかった私はふと思いました。
「もしかして、両方大事なんじゃないか?」
仕事の話ばかりだと相手が警戒し、心の距離が縮まらない、一方で趣味の話ばかりだと楽しいが、仕事につながる"芯"が残らない。


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