寿司以外のメニューも豊富だ。刺身の品ぞろえが充実しているほか、デザートには「名物バターどら焼き」や「月見の宴だんご」など、日本らしさを感じさせる商品も並んでいた。
F&LCによると、中国で人気が高い商品はマグロや生サーモン、ウナギのかば焼き、炙りフォアグラだという。マグロとサーモンは日本でもおなじみだが、炙りフォアグラは中国発の回転寿司の“看板商品”。
中国のはま寿司に火鍋があり、ケンタッキーフライドチキンがお粥を提供しているように、現地の食習慣に合わせた「ローカル化」は、外食チェーンの海外展開でよく採られる手法だ。
600円台の皿の意外な出自
中国のスシローではどのようなローカル化をしているのか聞いたところ、「一部では地域の好みに合わせて異なる味を提供することもあるが、日本のスシローの味をできるだけそのまま届けるため、海外では基本的に商品のローカライズを行わない方針」(F&LC広報室)と意外な返事が返ってきた。
それにしても見慣れない商品が多かったため調べてみると、日本で過去に期間限定で販売された商品と同じ名前、あるいはよく似た発想の商品が、中国のメニューに多く並んでいることに気づいた。
例えば「ローストビーフマウンテン」。日本でも期間限定で何度か販売されており、2024年4月に発売された際の価格は税込み360円からだった。
「ローストビーフロッシーニ風」は、2017年2月に日本で発売された「国産黒毛和牛ロッシーニ風」と、牛肉とフォアグラを組み合わせた豪華な創作寿司という点で共通している。ちなみに、日本発売時の価格は税抜き280円だった。
ウナギのかば焼きと牛肉を組み合わせた「すし屋のうな牛」も、日本で2021年7月に同じ商品名で発売されていた。当時の価格は税込み330円だった。


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