有料会員登録
ライフ #自動車最前線

ライバル「アルファード」に対する優位点は走る楽しさと快適性能…日産の新型「エルグランド」に感じたGT-Rの面影

12分で読める
2026年7月16日に発売した日産の新型「エルグランド」(写真:日産自動車)
2/6 PAGES
エルグランドのサイドビュー。バリエーションは、「X e-4ORCE(689万7000円)」と「G e-4ORCE(757万9000円)」の2グレード。そのほか、カスタマイズ仕様の「AUTECH」「AUTECH LINE e‑4ORCE」「AUTECH LINE e‑4ORCE “G-spec”」「VIP」「ステップタイプ」なども用意する(写真:日産自動車)

集合住宅で立体駐車場を活用する身として考えると、エルグランドは所有のハードルが上がる。ポイントは車両重量だ。アルファードの2160kgに対してエルグランドは2440kgと、立体駐車場に多くみられる設定重量上限2300kgを超えている。前/後トレッドはアルファードの1600mm/1605mmに対してエルグランドは1640mm/1640mmと幅広で、パレットの形状によっては入出庫のたびに気を使うかもしれない。

運転席に乗り込み、視界と死角を確認する。外観で圧倒されたエルグランドだが、アルファード以上に視界が非常に広く、開放感も高い。視界の広さは日産のミニバンが得意とする部分で、たとえばひとクラス小さい「セレナ」の場合は、競合となる「ノア/ヴォクシー」やホンダ「ステップワゴン」よりもサイドウインドの高さが低く、死角が少ないうえに開放的だ。

360度カメラの映像を映し出す14.3インチセンターディスプレイの解像度がとても高く、パッと視線を落としただけでも確認しやすかった。日没後でも映像は極端に悪化せず、気になる死角も最小限に留められている。

車幅感覚には慣れが必要だが、意外にも小まわりが利く

アイポイントを高くすることで、運転席からの視界が広がったアルファードのインテリア(写真:日産自動車)

一点、気になったのは数値以上に車幅を意識すること。インパネ周辺のデザインは水平基調で目線は落ち着き、要所にふくよかな曲面を多用しているので前述のように開放感は高い。しかし、車幅以上に横方向の大きさを感じるのも事実。試乗では狭い通路を右に左に走行する場面があったが、乗り始めには慣れが必要だった。

しかしながら興味深いことに、最小回転半径はエルグランドが5.8mで、5.9mのアルファードより小まわりが利く。これは車幅を活かしてタイヤの切れ角を大きくとったことで実現したわけだが、ハンドルを目一杯まわしても、エルグランドは最後にクルッと余計にまわせる印象で心理的な圧迫が少ない。よって車幅感覚を掴んでしまえば苦手意識は消え去り、よほど狭い道でもない限り取りまわしに苦労しない。

3/6 PAGES
4/6 PAGES
5/6 PAGES
6/6 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数