そのため長田さんにも、「外で履くだけではもったいない。起きている時間の大半を過ごす室内で使ってこそ意味がある」と勧めたという。
つまり、「10秒の入れ替え」は単なる面倒な作業ではない。
この製品の使い方そのものに関わる習慣だった。
ちなみに、室内履きにはメーカーから推奨された、かかとが自立して足をホールドできるサンダルを使用している。
外靴も同様に、かかと部分が柔らかすぎないものを選ぶ必要があった。
約5万円のオーソティクスを買えば、それだけで完結するわけではない。安定して使うためには、ベースとなる靴や室内履きとの組み合わせも考える必要がある。
手入れ自体はシンプルで、水洗いは避け、表面を中性洗剤で軽く拭き取る程度。濡れた場合は陰干しする。
「今でも入れ替えを面倒だなと思う日はあります。ただ、履いていないと逆に足元がグラついて気持ち悪く感じるようになってしまって。今は半ば自動的に室内履きに入れ直しています」
最初は10秒の作業すら面倒だった。
それが1年後には、「履いていない方が違和感がある」と感じるまでになったという。
腰痛は残っている。それでも「以前より楽」
肝心の腰の痛みについて尋ねると、長田さんは「今も完全に消えたわけではなく、残っています」とあっさり話す。
しかし、撮影後の疲労感や、長時間運転した後の腰の重さは、以前より明らかに楽になった実感があるという。姿勢についても、妻から「そういえば、前より背筋が伸びて姿勢がよくなったんじゃない?」と指摘された。
長田さんはオーソティクスの使用を始めた時期から、定期的に整体師の施術も受け続けている。最近レントゲンを撮る機会があったものの、使用開始前の画像がないため、骨格が実際にどう変化したかは比較できない。本人が感じる快適性と、製品の医学的な効果は明確に分けて考える必要がある。


※ログイン後、コメント入力が可能です。