東証プライム市場に上場する保険代理店アドバンスクリエイト(以下、アドクリ)の不正会計問題をめぐって、生命保険業界に動揺が広がっている。
アドクリは5月、保険商品の情報サイト「保険市場」に掲載する広告などの売り上げについて不正会計の疑義が生じたことから、弁護士などで構成する第三者委員会を設置すると発表。そして8月4日、第三者委は調査報告書を公表した。
報告書では、アドクリと保険市場を運営する子会社の役員らが、不正会計を隠蔽するさまざまな偽装工作をしていたことに加えて、こともあろうに広告主である保険会社が隠蔽の手助けをしていたという衝撃的な実態についても克明に綴られている。
第三者委によると、アドクリの役員らは自らの業績目標達成のために、保険会社が支払った広告代金を広告掲載前に一括で売り上げ計上するという不正な会計処理を、おそくとも2018年12月から行っていた。
本来であれば、受領した広告代金は広告掲載の完了(役務提供の充足)に応じて、毎月按分(分割)して計上すべきであると認識していたにもかかわらずだ。
創業者が「ボコボコにしてしまうわ」とプレッシャー
その背景には、「ボコボコにしてしまうわ」「俺が殺してしまうかも知れない」といった過激な発言などで業績の改善や目標の達成を強く迫る、アドクリの創業者であり社長でもある濱田佳治氏からの強烈な圧力があったという。
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