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なぜモンゴル帝国はあれほど強かったのか?何頭もの馬を乗り換える遊牧社会が最強の軍隊を生み出した組織構造

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モンゴル帝国
モンゴル帝国はなぜあれほど強かったのでしょうか?(写真:churo/PIXTA)
  • 西岡 壱誠 一般財団法人ドラゴン桜財団代表理事・ドラゴン桜2編集担当

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なぜモンゴル帝国は、ユーラシア大陸を制するほどの強さを誇ったのか。書籍『勉強が面白くなった瞬間』を9月に上梓し「学びの楽しさ」を説く東大カルペ・ディエムの代表・西岡壱誠氏が、教科書の文字からは見えてこない、モンゴル帝国のリアルな歴史背景を考える。

世界史を勉強していると、どこかで「この国、強すぎない?」とツッコミたくなる瞬間があります。

その筆頭が、おそらくモンゴル帝国でしょう。

13世紀、モンゴル帝国は中国から中央アジア、イラン、ロシア・東欧に至るまで、ユーラシア大陸を東西にまたぐ広大な領域を支配しました。最盛期の面積は約2400万平方キロメートル。地球上の陸地のおよそ6分の1にあたり、ひと続きの領土を持つ帝国としては史上最大とされています。

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では、なぜ彼らはそれほど強かったのでしょうか。

教科書には「高い機動力を持っていた」「騎馬戦術に優れていた」と書かれています。

もちろん、それは間違いではありません。しかし、これだけでは「強かったのは、強い軍隊だったからだ」と言っているようなもので、肝心の仕組みが見えてきません。

その強さを根元までたどっていくと、一頭の動物に行き着きます。

それが、馬です。もちろん、単に「馬に乗れたから強かった」という話ではありません。

正確に言えばモンゴル帝国は、馬を移動手段や武器として使っただけでなく、馬を中心に軍隊そのものを組み立てたから強かったのです。

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