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なぜモンゴル帝国はあれほど強かったのか?何頭もの馬を乗り換える遊牧社会が最強の軍隊を生み出した組織構造

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モンゴル帝国
モンゴル帝国はなぜあれほど強かったのでしょうか?(写真:churo/PIXTA)
  • 西岡 壱誠 一般財団法人ドラゴン桜財団代表理事・ドラゴン桜2編集担当
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馬が歴史を大きく動かした使い方には、主に2つあります。

一つは、戦車を引かせることです。

紀元前2000年ごろになると、軽いスポーク車輪を備えた戦車が現れます。その後、ヒッタイトや古代エジプトなどでは、馬に引かせた戦車が戦場の主役になっていきました。

人間が走るよりはるかに速く移動し、高い位置から弓を射る。現代でたとえるなら、それまで徒歩中心だった戦場に、突然、高速で動く車両が投入されたようなものです。

もう一つが、馬に直接乗ることです。

いまの僕たちは「騎兵」と聞くと、馬上で槍や刀を自在に振るう姿を思い浮かべます。しかし、それは決して簡単なことではありません。

馬は揺れます。しかも、走ればさらに激しく揺れます。その上で手綱を操り、周囲を見渡し、武器を扱わなければならない。乗っているだけでも技術が必要なのに、そこで戦うとなれば、要求される熟練度は一気に上がります。

鎧によって騎兵は進化した

その難しさをよく示しているのが、鐙です。

考古学的に確かな初期の鐙は、4世紀ごろの東アジアで確認されています。ヨーロッパに広く伝わるのは、さらに後の6〜7世紀ごろでした。

もちろん、鐙がなければ騎兵が存在できなかったわけではありません。古代にも強力な騎兵はいました。

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