日本でしか作れないモノがある――。
この世界にひとつを、この国から――。
戦後の焼け野原で、中村健也氏と章一郎氏が欧米の豪華車を見上げながら誓った「日本の意気地」。耐久消費財ではないと定めて30年の熟成を重ね、Aタイプという熱きドライバーズカーの遺伝子をも内包していた初代の誇り。
その血脈を受け継ぎながら、父が遺した聖域という名の殻を打ち破り、「時代とともに変わる勇気」を注ぎ込んだ章男氏。
姿かたちが変わっても、そこに流れる血はまったく揺らいでいない。過去の成功体験にしがみつくことをやめ、主人の生き方に寄り添い、自らの姿を変え続けること。 それこそが、センチュリーというクルマの、不器用で、気高く、美しい「生き様」なんだと筆者は考える
復活の炎を象徴する鮮烈な輝きを纏い、解き放たれた鳳凰は、日本のものづくりの魂を乗せて、次の百年(The Next Century)へと力強く羽ばたきはじめている。


※ログイン後、コメント入力が可能です。