さらに物語では、地下鉄、銀座、浅草、東京タワー、増上寺などの名所が次々に登場し、いずれも外国人観光客で賑わうグローバルな「メトロポリス」を舞台に、ダイナミックに進行していきます。また、その度に担当の「所轄」が変わるという、「踊る」ならではの警察組織をユニークに描く演出もあり、見る者を飽きさせません。
銀座では、「旧東京高速道路(通称KK線)」での撮影が行われました。KK線は、東京の中心部、京橋から丸の内、有楽町、銀座を経て新橋に至る全長2kmほどの自動車専用道路で、2025年4月に廃止され現在は通行止めとなっています。
並走する東海道新幹線を間近に眺めることができる道路で、ここで「青島」が疾走するシーンは、予告編映像にも登場しています。これまで、本作のほか、サザンオールスターズのMVのロケ地として登場しているほか、2025年の「紅白歌合戦」で米津玄師さんの『IRIS OUT』の歌唱シーンのロケ地として登場していたことは記憶に新しい人も多いかと思います。
今後、2035年を目途に、「東京スカイコリドー」と呼ばれる歩行者専用の空間へと再生する取り組みが進められており、東京を代表する新たな観光地になるのでは、と期待されています。
「踊る」スタート時には開発途中だったお台場
そして、そんな「踊るシリーズ」の舞台といえば、ドラマの舞台としてスタートして以来、一貫して「お台場」でした。歴史的には、江戸時代に黒船来航に対抗すべく、1854年に築造した「品川台場」がルーツで、以来東京湾の防御の意味で第一〜第六までの台場が次々に建造されました。
現在の「お台場」は、この一部の台場付近を埋めたてて造成された人工島で、港区、江東区、品川区の3区にまたがって分かれています。「踊るシリーズ」製作のフジテレビが、ここお台場に本社を移転させたのが、まさにドラマが始まった年である1997年。


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