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ライフ #“聖地”巡礼 あの名作の舞台地を訪ねて

映画『八つ墓村』新作公開で再注目…「田治見家」「八つ墓明神」など横溝ミステリーが《岡山県で撮影され続ける》ワケ

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八つ墓村
横溝ミステリーの金字塔『八つ墓村』新作映画の公開で、再注目されている歴代ロケ地(写真:Ⓒ2026「八つ墓村」製作委員会 ⒸYokomizo Seishi/KADOKAWA)
  • 古関 和典 ロケ地研究家、コンテンツツーリズム研究家
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そして物語に欠かせない存在が、「八つ墓明神」の地下に広がる巨大な鍾乳洞です。本作では、高梁市のお隣、新見市にある「宇山洞」が選ばれました。

『八つ墓村』に欠かせない「鍾乳洞」の存在

総延長1050mといわれる巨大な鍾乳洞で、ここに祭壇や岩肌まわりの造形物など、『八つ墓村』の世界観が作りこまれ、撮影されたといいます。

20×20mの巨大な洞口を持つ「宇山洞」。1967年には、中からナウマン象の歯が発見されています(写真:Atsukichi/PIXTA)

また、同じ新見市にある「満奇洞(まきどう)」は、本作ではロケ地となっていませんが、1977年、1996年の映画、2004年、2019年のドラマで登場し、洞窟の入り口の看板にはそのことが記されていました。『八つ墓村』の聖地として、今も聖地巡礼客を集めています。

ワイルドな筆致で書かれた「八つ墓村ロケ地」の看板。いい感じの風合いが世界観を醸し出しています(写真:筆者撮影)
「リムストーンプール」と呼ばれる水が溜まった田んぼ状の地形が見られる「満奇洞」。『八つ墓村』ではここが事件の舞台に……(写真:筆者撮影)

なお、「八つ墓明神」のシーンは、高梁市の「三座神社」で撮影されました。こちらは、77年の松竹版映画でもロケ地として登場しています。

劇中に登場する「八つ墓明神」が撮影された「三座神社」(写真:Ⓒ2026「八つ墓村」製作委員会 ⒸYokomizo Seishi/KADOKAWA)

そして、最初に金田一耕助が登場する『本陣殺人事件』の舞台地が、真備町(岡山県倉敷市)。作中では「清――駅」として登場しますが、金田一耕助が降り立つ駅のモデルは、現在のJR伯備線の「清音(きよね)駅」です。

「本陣」として登場する「川辺本陣」(井原鉄道川辺宿駅近く)や、横溝正史が疎開していた旧岡田村役場を経て、「横溝正史疎開宅」を訪れることができます。

記念すべき、金田一耕助が最初に登場した舞台地「清音駅」(写真:くろうさぎ/PIXTA)
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