有料会員登録
ビジネス #アップルの新境地 「iPhone Duo」は買いなのか?

アップルが最後発で参入した「折り畳みスマホ」市場、3つ折りや横ワイド型が先行する中でiPhone Duoが狙う新市場

10分で読める
横ワイド型スマホ登場で市場が変わる
横ワイド型スマホ登場で市場が変わる(写真:筆者撮影)
  • 山根 康宏 携帯電話研究家・ジャーナリスト
2/5 PAGES
3/5 PAGES

3つ折りスマートフォンはその後、サムスンも25年12月に「Galaxy Z TriFold」を発売した。韓国では発売時の初回在庫が短時間で売り切れ、追加販売分も早期に完売したと報じられた。

3つ折りスマートフォンは一般ユーザー向けに大量販売するモデルではなく、特定の高所得層やアーリーアダプターを対象にした製品であり、高い技術力とブランド力を示すメーカーの「顔」となるプレミアム端末といえる。 3つ折りスマートフォンの最新モデルは9月に発売されたファーウェイ「Mate XT 2 Ultimate Design」で、こちらも高い注目を集めている。

ファーウェイの最新3つ折りスマホ、Mate XT 2 Ultimate Design(写真:筆者撮影)

iPhone Duoで変わるスマホの使い方

一方、iPhone Duoに代表される横ワイド型のフォールドモデルは、今後のスマートフォン市場で一定の存在感を高める可能性がある。従来の折り畳みスマートフォンにはなかった、「閉じても開いても使いやすい」という新しいフォームファクターを採用したからだ。

横ワイド型のフォールドモデルは、現在、中国でファーウェイが4月から「Pura X Max」、シャオミが9月から「Xiaomi 18 Fold」を販売している。グローバル市場ではサムスンが8月に「Galaxy Z Fold8」を投入し、日本でも販売中だ。市場ではモトローラなども同様の製品を開発しているとみられ、iPhone Duoを含め、今後は横ワイド型の選択肢が増えていくだろう。

シャオミも参入し横ワイドモデルが増える(写真:筆者撮影)

スマートフォンの画面比率は、初期には16:9が主流だった。その後、画面の大型化に伴い、手のひらで握りやすく、片手でも操作しやすい形を目指して縦長化が進み、現在は19:9前後の比率が一般的になった。縦長画面はSNSのタイムラインやWebページを一度に多く表示できる一方、横長の写真や動画を表示する際には上下に大きな余白が生まれ、画面全体を使い切りにくい。

これに対し、iPhone Duoなどの横ワイド型は、本体を開くと4:3に近い比率の大画面となり、写真や動画を大きく表示しやすい。動画視聴、ゲーム、電子書籍、Webブラウジング、複数アプリの同時利用など、コンテンツの消費と作業の両方に適したサイズである。

4/5 PAGES
5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数