真面目な人ほど限界まで走り続けてしまう
ある朝、会社の前まで来て、足が動かなくなった。
そう話してくれたのは、45歳の男性でした。仮に、岩田さんとします。中堅企業の課長職です。
岩田さんは、私が見てきた中でもとりわけ真面目なタイプでした。若いころは要領のいい同僚に比べて目立たない存在だったものの、コツコツ積み上げた取引先との信頼関係が30代で実績につながり、着実に昇進していきました。
任される仕事は大きくなり、部下も増え、社内の評価も安定していました。
問題は、仕事に終わりがないことでした。
目標を達成するたびに、会社はもう少し高い目標を設定してきます。任された以上、達成したい。でも部下の負担は増やしたくない。だから岩田さんは、自分が残業し、休日出勤することで、そのすべてを引き受けていました。
そして、ある朝、足が動かなくなったのです。


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