さらに「折りたたむ」という動作自体も活用する。以下のように、動画再生中に折りたたむと自動的に操作画面が現れる。縦持ちでは上3分の1くらいの表示だった動画も、「本体をちょっと折る」という動作で、自動的に「他のアプリと画面をぴったり2分割にする」ことができたりもする。
スマホにしろタブレットにしろ、「アプリを2つ呼び出して同時に使う」ことはできる。だが、画面を並べたりアプリを呼び出したりする動作は意外と面倒だ。PCが強いのは、いわゆる「マルチウィンドウでの作業」がとてもしやすい、という部分があるだろう。
実際に使ってみるまで断言できない部分はあるが、iPhone Duoは「複数のアプリを同時に使う」という、画面の広さを活かした使い方が簡単になっている可能性は高い。ずっとスマホ・タブレットが抱えてきたジレンマに、一定の解決が見られたとすれば、とても大きな変化だ。
アプリ開発の負担は大丈夫か。「質」優先のアップルと「拡大」優先のサムスン
ただ、そんなにいい話ばかりではない。
iPhone Duoに合わせたユーザーインターフェースとするには、アプリ自体の改修が必要になる。以下の写真は、改修を全くやっていない既存のアプリを使った場合と、iPhone Duo向けに最新の環境で最低限の作業をした場合のものだ。アプリの見え方が全く異なっているのがわかる。
アプリ改修は、作業がどんなに簡単なものであっても、アプリ提供元・開発者にとって負担になる。重要なのは、「対応するだけの価値がある」「対応することに有形・無形のメリットがある」かどうかだ。
例えば、多量に売れる製品はそれだけ市場規模も大きくなるので対応するメリットがある。しかし販売量が少ないと、経済的なメリットは減っていく。
折りたたみ型スマホ専用のアプリが少ないことだけでなく、タブレットに最適化されたアプリが少ないのもこれが理由だ。


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