都内の飲食店や高級レストランなどに足を運び、父の作った生産物を紹介する。また、青山ファーマーズマーケットなどにも出店し、直接販売の機会も増やしている。
最近では、果物を使ったケータリングサービスも開始した。パーティーやイベントなどではサービススタッフの手配も行っている。
時間をかけることそのものが、価値のあること
新しいサービスに挑戦するたびに、父がつくった果物の品質の良さに改めて感嘆するという。
「営業として活動するようになってから、父に栽培するコツなどを聞くようになりました。すると、一つひとつの作業にとても手間をかけているんです。いまだに教えてもらえない土づくりの秘訣などもたくさんあります。
果物を育てるのは時間がかかります。収穫時期は1年に1度しかないわけですから。じっくりと植物と向き合い、時間をかけて育てて収穫するんです。
効率重視の現代とは対極にある仕事だとつくづく感じます。でも今の時代、時間をかけることそのものが、価値のあることだとも感じています」
今年からオリジナル化粧箱をつくり、生産物のブランディングを高める試みも。土づくりからこだわるストーリーなどを伝え、価値を高めていこうとしている。企業の贈答品などに活用されることを目指している。


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