これまで、ギフテッドの基準はIQ130以上とされてきました。これは、世界各国の心理士や精神科医による長年の臨床研究において、IQ130以上の子どもたちに特有の特徴が多く見られたという事実に基づいています。
障がいのあるギフテッドはIQが低く出てしまうことも
しかし近年では、障がいのある子どもの場合、本来はギフテッドであってもIQが低く算出されてしまうケースがあることがわかってきました。
日本で広く使用されている知能検査「WISC-V」を例に見てみましょう。
WISC-Vでは、5つの指標(言語理解、視空間、流動性推理、ワーキングメモリー、処理速度)を測定し、「全検査IQ(FSIQ)」を算出します。
ギフテッドの判別で重要なのは、主に言葉の知識を応用する「言語理解」と、ルールを推理し応用する「流動性推理」の2つです。
発達障がいや学習障がいを併せ持つ2Eの場合、これらが突出して高い一方で、「ワーキングメモリー」や、「処理速度」を苦手とするケースがよくあります。
その場合、全検査IQが低く出てしまうことがあるため、IQ130で足切りをしてしまうと、障がいのある多くのギフテッド児を見過ごしてしまうことになるのです。障がいが隠れている場合は、IQ120台であっても、ギフテッドである可能性は十分にあります。
実は、IQの数値は、低く出ることはあっても、


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