ロシアのプーチン大統領は5日、トランプ米大統領の特使としてモスクワを訪問したスティーブ・ウィトコフ、ジャレッド・クシュナー両氏と3時間余り会談した。ロシア大統領府の高官は「極めて有益」な会談だったと評価した。両特使は6日にキーウを訪れ、ウクライナ首脳と会談する。
ロシアのウシャコフ大統領補佐官はロシアメディアを通じ、会談は「実質的かつ建設的で、極めて率直で信頼に満ちたものだった」と説明。「大統領は政治的・外交的な解決策を探るため米国と共に取り組み続ける用意があると改めて表明した」とした。
ウシャコフ氏によると、経済分野も議題に上り、ロシアと米国による事業の可能性を「かなり詳細に」話し合ったとしている。ホワイトハウスの当局者は、双方が今後の具体的な計画について協議したとし、その内容は今後数週間以内に発表されるとコメントした。
今回の訪問は、2022年のロシアによるウクライナ全面侵攻で始まった戦争の終結を目指すトランプ氏の新たな外交努力の一環だ。トランプ氏はかつて、この戦争は早期に終結させられると語っていた。プーチン氏は、両特使が開戦後初めてウクライナの首都を訪れるのを前に、キーウへの空爆を一時停止するよう軍に命じた。
会談の冒頭、プーチン氏は双方が解決すべき状況について「簡単なものではない」と述べ、トランプ氏によろしく伝えてほしいと両特使に求めた。
もっとも、ウィトコフ、クシュナー両氏はこれまでも複数回モスクワを訪れながらも、目立った進展にはつながらなかった。今回の会談後も、ロシア側がウクライナでの軍事目標を後退させる姿勢は見えなかった。
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