まじめな人なので、親の介護に一生懸命取り組みます。会社にいても親のことが気になってしまい、介護疲れのせいもあって、それまでのように仕事に集中できなくなる。そして、十分に責任を果たせないことに無力感を抱いてしまう……。
働きながらの介護なので、介護と仕事の疲れがダブルで溜まって、うつ病になってしまうというケースです。
まじめな人は、人の助けを借りないと生活できなくなった親の世話をするのは、子どもとして当然と考えてしまう。それは子どもとしての責任だからと、地域のサポートも利用せず、誰にも相談することなく、すべて1人で抱え込んでしまいます。
介護うつになる人は、判で押したようにこのパターンです。
こうした介護うつのケースは、介護が必要になった親からの「もらいうつ」といってよいでしょう。ますます高齢化は進むので、親の介護が原因でうつ病になる人は、今後さらに多くなるのは確実です。
介護うつを避けるには
介護うつを避けるには、まず、何から何まで自分がやらなければならないという考えをやめることです。そして、介護ヘルパーさんたちを活用するなど、人に任せられることは任せて、介護疲れを起こさない工夫をすることが重要だと思います。
現在は介護サービスの制度が整っているので、各市区町村の介護保険の窓口や、地域包括支援センターに相談すれば、親の要介護度によって、どのような介護サービスが受けられるかを提案してくれます。
地域包括支援センターに相談すると、ケアマネジャーを紹介してくれます。
ケアマネジャーは、介護サービスを利用している多くの家庭の例を話してくれるので、責任感の強いまじめな人でも、介護サービスを利用することに対する抵抗感が下がるのではないかと思います。


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