こども家庭庁はこの調査の目的に「若い世代の状況や課題を把握し、若年世代に対する施策の企画・立案の基礎資料を得ること」を掲げていました。
また、今後については「『年齢別』『地域別』等の更なる詳細な分析を実施」「若者支援団体等と連携した現場レベルの情報収集や既存の調査研究の整理・分析も組み合わせる」「得られた結果を、若者政策の基本設計(グランドデザイン)に活かしつつ、年度末の最終報告書に取りまとめていく」ことを明かしています。
こども家庭庁に求められているのは、調査ではなく支援であることは間違いありません。困っていることへの支援はもちろん、少子化対策などを進めるうえでもこれまで以上の積極的なスタンスが望まれます。
後回しにされやすい「精神的な豊かさ」
今回の結果が報じられたとき、著名人や情報番組のコメンテーターなどが、「生活が豊かになりすぎて幸せの形がわからなくなっている」というニュアンスで語っていました。ただ、それは一理あるものの、もう一歩進んで考えなければいけないのではないでしょうか。
タイパやコスパなどの効率重視、体を動かさず頭の中で完結させる思考回路、ネット上の情報に頼る行動パターン、寂しさから目をそらし楽しいことだけを見る生き方……これらは人間が生きていくうえで本当に合理的なものなのか。
令和の世を生きる人々には「物質的に豊かな世の中になった分、後回しにされやすくなった精神的な豊かさをどうセルフフォローしていくのか」という意識が必要なのかもしれません。


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