創業者の許氏がITエンジニアだったこともあり、デジタルを駆使した高度な生産モデルを構築できたことは、シーインの成長の原動力となってきた。急速に世界展開を広げると、その勢いによって既存のアパレル企業やEC事業者が脅かされると警戒する向きもあった。
だが、世界中の消費者の間でその名が浸透していくにつれ、批判も強まるようになる。商品デザインにおけるアーティストの盗作をめぐる訴訟や、大量生産・大量消費を促すビジネスモデルによる環境負荷の問題などが取り沙汰され、ここ数年で同社に対する風向きは変わりつつある。
そして株式上場によって、これまでベールに包まれてきた経営の実態も明らかとなった今、見えてきたのは今後の成長に向けて立ちはだかる2つの難題だ。
収益力では他のアパレル大手に見劣り
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