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教員の「分身AI」を算数の授業に入れたら? 板書は10文字、教壇にほぼいない…体験した児童と保護者が漏らした本音

7分で読める
教員が算数の授業を行う様子
AIを使った算数の「飛び込み授業」を行った筆者の手応えは?(写真:kouta / PIXTA)
  • 樋口 万太郎 中部大学 現代教育学部 現代教育学科 准教授
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「AIを使うと、子どもたち同士の関わりが減るのではないか」という話がありますが、そんなことはありません。この授業でも、子どもたち同士で話し合ったり相談し合ったりする姿がありました。AIに慣れている学級であれば、もっと多くの関わりが生まれていたことでしょう。

事実、別の学校でAIを取り入れた授業を行ったとき(この学級は普段からAIを取り入れています)、子どもたちは私の想像以上に意見を交わし合っていたのです。45分後、「ヘトヘトだ」と声にする子が多くいました。それだけ、頭をフル回転させて学び続けていたということです。

AIで一人ひとりに応じた指導をする時間が増える

この授業中、私はとにかく動き回りました。教室の前から後ろへ、右から左へ。おそらく45分間で、教室を何十周もしていたと思います。

なぜ動き回れたのか。採点はAIまんたろうが担ってくれているからです。答え合わせのために列をつくらせる必要も、丸つけのために教卓に座り続ける必要もありません。その分の時間を一人ひとりを見取ることに使えます。

動き回りながら一人ひとりを見取り、

  • 一緒に取り組む
  • 何に困っているのか、何がわからないのかを聞く
  • 類題を出す
  • 「あの子と一緒に考えてみたら?」とマッチングする
  • 答え合わせをする
  • 「いいじゃん!その調子!」と評価する

というように、その子に応じた指導を行っていきました。

鉛筆が止まっている子には、隣に座って一緒に考えます。AIの評価が「1」で悩んでいる子には、「どこまでは説明できた?」と聞きます。同じところでつまずいている子ども同士をつなぐこともあります。この判断は、目の前の子どもの表情や手の動きを見ているからこそできることです。

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