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教員の「分身AI」を算数の授業に入れたら? 板書は10文字、教壇にほぼいない…体験した児童と保護者が漏らした本音

7分で読める
教員が算数の授業を行う様子
AIを使った算数の「飛び込み授業」を行った筆者の手応えは?(写真:kouta / PIXTA)
  • 樋口 万太郎 中部大学 現代教育学部 現代教育学科 准教授
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これまでの授業と違い、子どもは自分のタイミングで質問できます。より発展した問題に取り組むこともできます。過去の学年に戻って、学び直すこともできます。

だからといって、「AIを絶対に使わせる」という話ではありません。学びを進めていくための選択肢がリアルな先生、友達、AI先生と増えるということです。何を選択するかは、子どもたち自身が決めます。

新潟市でAIを取り入れた算数授業を実践

先日、新潟市の小学校で初めて出会う子どもたちに、AIを取り入れた算数授業を行いました。

AI先生の機能の一部である「採点AIまんたろう」をGeminiの「Gem」(ジェム:カスタムAI)機能で再現したものを使いました。

教科書の問題を使って、小数の足し算やかけ算、そして計算法則を学んでいきます。流れとしては「1. 問題を解く」「2. AIに採点をしてもらう」です。

AIは、次の2つの観点で採点します。

  • 答えが正しいかどうか
  • 説明ができているかどうか(3段階で評価し、2で合格)

これまでに子どもたちは、整数の四則計算で交換法則、結合法則、分配法則を学習してきています。この授業のゴールは、小数×小数でも同様のことが言えると気づくことです。

採点AIまんたろうを使った実際の子どもの画面は、公開することができません。そこで、私が回答したものをAIに読み込ませた画面をお見せします。

筆者が再現した子どもたちの回答例(画像:筆者提供)
手書きメモへのAIのフィードバック(画像:筆者提供)

間違えているとき、不足している時は考えるためのヒントを与えてくれます。

授業中、「AIに自分の回答を読ませることに抵抗がある子」がいました。この子にはAIを無理に使わせず、リアルまんたろう先生が対応しました。

様子を見ていると、はじめのうちは子どもたちはAIに採点をしてもらうことに躊躇しているように見えました。おそらく、AIを○×判定マシーンだと思っていたのでしょう。

しかし、1回使ってみると、その姿は変わりました。AIが自分の学びをサポートしてくれる存在だと気づいたからだと考えています。

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