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教員の「分身AI」を算数の授業に入れたら? 板書は10文字、教壇にほぼいない…体験した児童と保護者が漏らした本音

7分で読める
教員が算数の授業を行う様子
AIを使った算数の「飛び込み授業」を行った筆者の手応えは?(写真:kouta / PIXTA)
  • 樋口 万太郎 中部大学 現代教育学部 現代教育学科 准教授
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私が開発しているのは、子どもの学びを深めてくれるAIです。「AIを使うと思考する力が育たない」という話もよく聞きますが、それは答えをすぐに教えてもらうといった限定的な使い方をしているからです。

ただのAIではなく「本物の先生」を再現したAI

私が目指しているのは、次の画像のような教室です。

AIを取り入れた算数授業の目指すイメージ(画像:筆者が生成AIを用いて作成)
  • リアルの担任の先生が1人(以下、リアルまんたろう先生)
  • 子ども1人に1台のAIの担任の先生(以下、AIまんたろう先生)

35人学級であれば、リアルまんたろう先生が1人、AIまんたろう先生が35人。合わせて36人の先生がいる教室ということです。

AIまんたろう先生は、ただのAIではありません。リアルまんたろう先生が言いそうなこと、指導の仕方、子どもへのコメントを再現するようにプロンプトを組み、データを入れ込んでいます。いわば、私の分身です。

なぜ、そんなAIを取り入れた算数授業を目指すのか。それはこれまでの授業にはどうしても超えられない壁があったからです。

  • 1人の子に関われる時間が限られている
  • 個別の対応をしたくても限界がある
  • 35人全員を見取ることはできない

どれだけ教材研究をしても、どれだけ経験を積んでも、体は1つしかありません。この壁を超える可能性を、AI先生は持っていると考えています。

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