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乱入劇ばかりが話題に……「24時間テレビ」視聴率減より深刻だった"冷め感"の正体

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(画像:「24時間テレビ49」公式サイトより)
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それでも、一つひとつの企画が番組の枠を超えて大きな社会的話題になることは少なかったように見える。その最大の理由は、企画の数が足りなかったからではなく、視聴者にとって多くの企画に既視感があり、マンネリ化しているように見えてしまったことにあるのではないか。

「24時間テレビ」については、以前から根強い批判がある。代表的なのが、障害者や難病患者を「困難に負けずにがんばる人」として描き、その姿を健常者側の感動の材料として消費しているのではないか、という点である。これについては多くの識者がたびたび指摘していることであり、「24時間テレビ」が放送されるたびにネット上でも繰り返し議論されてきた。

もちろん、障害者を扱うこと自体が悪いわけではない。病気や障害を抱える人の生活を伝え、社会的な支援につなげることには意味がある。問題になっているのは、その人の複雑な生活や人格を十分に描かず、「障害がある」「苦労している」「それでも挑戦する」「周囲が応援する」「最後に感動する」という定型的な物語に押し込めてしまうことだ。

障害をめぐる社会の捉え方に変化

今年の「24時間テレビ」にも、この古典的な文法は色濃く残っていた。「家族」というテーマのもとで、病気や障害、被災、家族との別れなどを抱えた人々の物語が次々に紹介され、そこに芸能人が寄り添い、挑戦や歌、ダンスなどを通して感動的な結末へ導いていく。

それぞれの企画には当事者の事情があり、安易に価値を否定するべきではないが、番組全体として見れば、何十年も繰り返されてきた「24時間テレビ」の基本構造から大きく離れてはいなかった。この内容で十分な視聴率が取れているのだから、日テレ側としてはそれを大きく変える理由もないのかもしれない。

しかし、ここ数年で障害をめぐる社会の考え方そのものは大きく変わっている。障害を個人の「不幸」や「克服すべき困難」として見るのではなく、社会の側に存在する障壁との関係で考える「社会モデル」の発想が広まっている。

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