そんな主観はさておき、前述のとおり今作は視聴率15%をキープする大人気ドラマであり、多くの視聴者がこれからの物語の行く末に注目している。
第6話は物語が大きく動いた回だった。中国の裏組織シンシーと日本の公安のこれまでの攻防と、新たな核融合技術をめぐる諜報戦が国際諜報機関の間で繰り広げられている事態が明らかになった。同時に、敵地に潜入しているWスパイの野崎が窮地を迎えるとともに、別班が公安に加勢する。ここから物語は次なるフェーズに突入していく。前作のダイナミズムにあふれるストーリーが戻ってきそうだ。
7話以降の盛り上がりに期待が高まる
前作は後半から大きく盛り上がった。今作はまだ序盤であり、まさにこれからが本番だ。加えて、第6話までの視聴率推移を見ると、数字に下げ止まり感がある。ここまでスローペースでなかなか動かなかった物語が、一気に加速度をつけて激しく展開していく中盤が期待され、それは視聴率の上昇カーブにもつながるかもしれない。
昨今のドラマシーンを観ても、ここまで大規模な予算をかけたエンターテインメント大作は『VIVANT』しかない。今作の成功は、テレビドラマに限らず、映像作品全体を盛り上げる機運につながるだろう。業界の期待を背負っている、負けられない戦いだ。まずは今期の成功を祈るばかりだが、これからも長く続くシリーズとして育ってほしい。


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