さきほど、制御あり状態のドローン操縦に自信を持った筆者だが、制御なしになった途端すべてが打ち砕かれることとなった。なぜなら、制御なしのドローンは、操作しなくても、右に左に前に後ろに移動し放題なのだ。
いや本来、何も操作しなければ勝手に後ろに流れていくらしいのだが、半分パニックになった筆者はとにかくスティックを倒しまくってしまい、右に左に前に後ろに動かして、フラフラさせてしまった。
「踊れ・どれ・ドラ ドラえもん音頭」をカラオケで歌う以外で、「右におっとっと」という言葉を使う日が来るとは思っていなかった。右に左に揺れるドローンは、まるで意思を持っているようにすら見えた。
「ちょっと待って!」「そっちじゃないんだよ!」「ああ、勝手に行かないで!」なんて泣き言を吐きながら必死に操縦する。細かくスティックを倒せばその場でホバリングするはずなのに、筆者の操作が下手くそすぎてウロウロしてしまうのだ。
こんなに制御が難しいとは……。
もしこのドローンが意思を持っていたなら、筆者の操縦に嫌気が差して野良ドローンになってしまうのではないか。あまりにボロボロな操縦ぶりにそんなことが脳裏をよぎった。
これほど難しいのだから、免許が国家資格になるのも納得だ。非常時でも冷静に適切に操縦できなければ、二次災害に繋がりかねないだろう。さらに、もし大きい機体を動かしていて操縦ミスをすれば、人的被害が出るはずだ。
静かな着地を目指して…体験が終了
最後に、制御ありの状態でのドローン着地を体験して、すべての体験が終了となった。
実際に体験したことで、ドローンの操縦の難しさを痛感した。しかしそうなると、この操縦の壁を乗り越え、実務でドローンを使う人々は一体どんな仕事をしているのだろうか? ドローンの普及で増える仕事について気になってきた。
ドローンにまつわるビジネス事情に関しては、後編にて詳しく説明する。


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