党役員・内閣改造人事のタイミングでは、党政調の各部会長や、内閣の副大臣・政務官などの関連人事も同時に実施される。これまでの例から見ても、9月16日(水)に党役員・内閣改造人事を行えば、関連人事も19日(土)までの週内に終わらせることが可能だ。
その一方で、党役員・内閣改造人事に先立ち、麻生氏ら党最高幹部との事前調整や与党党首会談を行うためにも、「2日間程度の準備期間が必要」(党執行部)とみられている。
とくに、今回人事の焦点の1つが「維新の入閣とそのポスト」だ。そのためには「遅くとも15日には高市首相と維新の吉村洋文代表の党首会談を開く必要がある」(自民党執行部)ことになる。
自民党内には「これまでの与党内の事前調整で、維新からは藤田文武共同代表の入閣が有力とみられているが、ポストは決まっていない」(党執行部)という指摘もある。藤田氏については「高市首相が最も信頼していることに加え、吉村氏との関係も良好」(維新幹部)とされる。
その一方で、これまで「閣外協力」だった維新が名実ともに連立入りした場合、「閣僚だけでなく、副大臣や政務官にも起用する」(自民党幹部)とみられている。ただ、その場合には、過去のスキャンダルなどに関する、いわゆる「身体検査」も必要で、「それなりの時間がかかる」(官邸筋)ことも避けられない。
こうしてみると、「前後の日程などから、人事断行は9月16日に絞らざるをえなかった」(官邸筋)ことがわかる。
改造人事の成否が総裁再選の試金石に
その一方で、政界関係者の間では「人事の直前に熊本や千葉のような大災害の発生や、アメリカ・イラン問題などで国際社会が大きく揺れ動いている場合には、人事の日程変更を迫られ、すべてやり直しになりかねない」との指摘もある。
高市首相がこれらを乗り切れるかどうかが、来秋の自民党総裁再選による長期政権実現のカギとなる。ギリギリまで神経をすり減らして対応せざるをえないことになりそうだ。


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