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りくりゅう婚約が"匂わせ叩き"にならなかったワケ…《生きざまを晒した》からこそファンが「探偵」ではなく「証人」に

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8月23日、「りくりゅう」ペアが婚約を発表
8月23日、「りくりゅう」ペアが婚約を発表。氷上のプロポーズ写真が公開された(写真:木原龍一公式Instagramより)
  • 城戸 譲 ネットメディア研究家・コラムニスト・炎上ウォッチャー
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りくりゅうの2人からは、自然に親密さがあふれていた(写真:ロイター/アフロ)

どちらも「一般男性」「一般女性」ではなかった

仮に、アイドルの交際相手が「匂わせ」をしていたとしよう。まず問題視されるのは、アイドル側の姿勢だ。ファン心理とすれば、交際自体にショックを受けるのに、そこへ「隠していたこと」「交際相手に注意できないこと」が重なり、大きなダメージとなる。

続いて、疑いの目を向けられるのは、相手方だ。「私は、あなたたちが知らない相手の私生活を知っている」「あなたたちはファンとして外から眺めているが、私は内側にいる」。発信の端々から、そんな“別格感”がにじんでくるからだ。

そうなると、最終的にゴールインしたとしても、単なる幸せの報告には受け取られない。ファンによる“答え合わせ”は、パズルを解く遊びというより、その隠れたメッセージが本当に発せられているのかを確かめる行動なのかもしれない。

その点、りくりゅうの親密さには、“競技パートナー”としての明確な理由があった。2人が同じ目標へ向かい、喜びや悔しさを分かち合う姿は、「カップルとしての幸せアピール」ではなく、「アスリートとしての切磋琢磨」を印象づけた。

“競技パートナー”として互いに切磋琢磨していた2人(写真:アフロスポーツ)

当然ながら、すべての男女ペアが、恋愛関係にあるわけではない。ただし、客観的に見たときに、「そうした関係性に発展してもおかしくない」と感じさせるような納得感があることは事実だろう。

もう一つ大きいのは、どちらか一方が相手の名前を借り、自分を特別に見せる“コバンザメ的な関係”ではなかったことだ。三浦さんにも木原さんにも、競技者としての実績がある。

どちらか一方だけが主役となり、相手が「一般男性」「一般女性」として匿名化される発表ではない。競技を通じて築かれた対等な関係が、そのまま婚約発表にも引き継がれたことが、祝福ムードを醸し出したのではないか。

こうした要素が重なった結果、りくりゅうの関係は、優越感を伴う「匂わせ」ではなく、自然な「信頼関係の証し」として受け取られたのではないだろうか。

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