窪田:素晴らしいですね。外遊びはメンタルヘルスにもよいとされています。近視にとっても、外にいる時間を増やすことは重要です。
愛波:理由はどこから入っても、子どもが外に出るきっかけになるならよい、ということですね。
愛波:学校と親、専門家の距離が近いことも、アメリカで感じる特徴です。次男のクラスには眼科医の親がいて、学校に来て説明してくれたことがありました。
窪田:専門家が子どもたちに直接話す機会があるのはすごいですね。
愛波:長男の授業では、カエルの解剖の際に親が手伝いに入り、そのグループには脳外科医がいたそうです。子どもにとっては、専門職の大人が身近にいることで、関心が広がる機会にもなります。
窪田:親と学校、専門家がそれぞれの立場から子どもを支えることは大事ですね。働く大人が教育の場にかかわれること自体、子どもの生活を社会で支えるための条件でもあります。
「足す」前に、生活の土台を整える
愛波:今の親御さんは、「あれもこれもやらなければ」とプレッシャーを感じ、得る情報が多すぎて、何が正しいのかわからなくなりがちです。
窪田:だからこそ、まずは生活の土台に立ち返る必要がありますね。
愛波:はい。親御さんには、もっと「シンプル」に考えてよいと伝えたいです。いらないものを見直して、生活リズムを整える。朝に朝日を浴び、外で2時間遊び、しっかり眠る。それだけでも、生活はずっとよい方向に向かうと思います。
窪田:私も同じ考えです。特殊な技能を身につけることも必要でしょう。ただ、その前にベースとなる土台をつくらなければ、将来どこかで伸び悩んだり、体が悲鳴を上げたりします。睡眠や外遊びは、子どもに対する大事な長期投資だと考えてほしいですね。
愛波:親子にとっての当たり前を整えることが、いちばん確かなケアになるのだと思います。


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