夏の渇水期になると、ダム湖の底から姿を現す「廃墟」がある。鹿児島県伊佐市にある曽木発電所遺構だ。
観光名所となった、湖底に沈んだ遺構
赤レンガ造りの洋風建築で「カリオストロの城」や「ラピュタ」に例えられることもある。中世の古城のようなたたずまいや、自然が遺構を侵食していく様子がそう思わせるのだろう。
曽木発電所は1909年に竣工。近くにある曽木の滝を利用した水力発電所で、当時としては国内最大の規模である。
しかし1965年、近くに建設された鶴田ダムが完成すると、曽木発電所はダム湖に沈むことに。建物は湖の底でゆっくりと朽ちていき、草木に覆われ、そのまま忘れられていくだけの運命にあったはずだ。
しかし、今や対岸に遊歩道が整備され展望できるようになっている。有名な観光名所だ。


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