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年収8700万円も…OpenAIやアンソロピックが奪い合う「前線配備型エンジニア」ってどんな職種?日本企業の救世主になるか

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オフィスで働くエンジニア
(写真:Graphs / PIXTA)
  • 大元 隆志 ベイカレント・コンサルティング シニアエキスパート
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前述したとおり、もともとのパランティア型FDEは、パランティアの自社製品を顧客環境に適合させ、伴走するエンジニアだ。

外資IT企業の職種で考えると従来からあった製品提案を行うソリューションエンジニアと、自社のアーキテクチャを理解し高度なコンサルティングを行うソリューションアーキテクトと、販売後に定着支援を行うカスタマーサクセスの3つの役割を統合したような、販売、コンサルティング、ポストサポートまでを1人3役で担う高度な上位職であると考えられる。

しかし通常、日本のSESは何か特定プロダクトの専門家であるわけではない。アメリカでもFDEだから給料が高いというわけではなく、パランティア型FDEは特定製品の専門家であるため、その製品が高付加価値であれば給料も高くなる。低価格帯の製品であればFDEの稼働に高額な報酬を支払うことを顧客は望まない。

客先に常駐しているという部分だけを見て、SESの呼び方を変えただけと捉えるのは、FDEの本質を見誤ることになる。

FDEに求められるのは、「技術力(専門性)×業務理解×顧客対峙力」の3点セットだ。プロトタイプを短期間で作り上げるエンジニアリング力、顧客の業務プロセスを深く理解する構想力、経営層と現場をつなぐコミュニケーション力――このすべてを1人で備えた人材は極めて希少である。ゆえに市場価格が押し上げられ、争奪戦が起きている。

FDEを受け入れる時に想定すべきリスク

ここまではFDEの光の面である。だが、FDEを外部から受け入れる企業側には、AIを高度に使いこなす人材を自社環境に受け入れるリスクを考慮しなければならない。つまり、セキュリティ的な視点で考える必要がある。

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