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《絶望編》"ただの夏バテ"放置で「寝たきりに」26歳のサーファー女性を襲った悲劇 それでも彼女が再び前を向いたワケ

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梅津絵里さん
梅津絵里さん(写真:本人提供)
  • 杉井 亜希 フリーランスライター/イラストレーター
  • 舛森 悠 総合診療医
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「自分も近いうちに子どもを産んで、いずれは家族みんなで海へ行ってサーフィンをする。そんな平凡な幸せが、当たり前に訪れると思っていました」

「夏バテかな?」がすべての始まりだった

最初に異変を感じたのは、26歳の夏。サーフィン中に手首や関節に違和感を覚えるようになり、筋肉痛のような症状も続くようになった。しかし梅津さんは、その異変を特段気に留めていなかったという。

「これだけ長時間海に入っていたら、疲れて当然だなって。ただの夏バテだと、本気で思っていました」

ロングボードを愛用し、休日は何時間もサーフィンに明け暮れていた(写真:本人提供)

ところが、症状は少しずつ悪化し、いずれ日常生活にも影響を及ぼし始める。

手がこわばるせいで、包丁やシャワーヘッドを握れない。ペンを持つことさえつらく、思うように文字を書けない。日々すさまじい倦怠感に襲われ、仕事から帰宅すると2時間は横にならないと次の行動に移れない。

このほかにも、食欲不振や脱毛、口内炎など、数々の体調不良が見られるようになっていく。週末に予定を入れていても動くことができず、直前にキャンセルする日が増えていった。

「見た目的な面だと、皮膚症状が酷かったです。最初はクラゲに刺された跡がなかなか消えない程度だったんですが、日焼けだと思っていた顔の赤みがどんどん悪化して…。気がつくとファンデーションでも隠しきれないほどの赤みになり、職場でも心配されていました」

それでも梅津さんはなお「疲れが溜まっているだけ」と自分に言い聞かせていた。健康に生きてきた自分が重い病気にかかっているとは、微塵も思わなかったのである。

症状が悪化してからは、皮膚科や整形外科を受診した。

特別な診断がつくことはなく、皮膚科では塗り薬、整形外科では痛み止めを処方された。皮膚症状はまったく改善しなかったが、痛み止めを飲むと一時的に体が楽になる感覚があった。しかし、根本的な改善には至らず、不調の原因は不明のまま。

「半年間くらいは痛み止めを飲んでどうにか過ごしてたんですが、夫が内科を受診する機会があって。そのタイミングで、私も診てもらうことにしたんです」

これまでの症状を医師に伝えたところ、予想だにしない返事が返ってきた。

「膠原病(こうげんびょう)かもしれません」

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