トヨタ自動車で1990年代後半から2000年代初めにかけて社長、会長を務めたほか、経団連会長にも就任した奥田碩氏が死去したと、共同通信やNHKなどが報じた。93歳だった。
トヨタ一筋だった奥田氏は、第2次世界大戦後に同社が製造業の有力企業として台頭し始めた時期に入社し、社内で昇進を重ねて1995年に社長に就任した。創業家以外から社長に就いたのは約30年ぶりだった。
長身で、歯に衣(きぬ)着せぬ発言をし、リスクを取る人物として日本で異彩を放った。世界の自動車業界の経営者の中でも、ハイブリッド車のプリウスやスポーツ用多目的車(SUV)のRAV4など、後に人気車種となる革新的な車を積極的に推進したことで際立った存在だった。社内ではコスト削減の手腕と迅速な意思決定で評価され、社内に広がりつつあるとみていた「大企業病」と慢心に歯止めをかけようとした。
奥田氏の死去は共同通信が米国時間11日に報じた。米国のトヨタの担当者からのコメントは現時点で得られていない。
原題:Hiroshi Okuda, Toyota Chair Who Pushed for the Prius, Dies at 93(抜粋)
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著者:リード スティーブンソン、ドーソン・チェスター

