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キャリア・教育 #生まれつきの才能は不要 東大「逆転合格」の作法

「あえて失敗させる」偏差値70超の超名門校で5人に1人を東大合格させた国語教師が明かす「伸びる子の親」の共通点

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漫画『ドラゴン桜』
(漫画:©︎三田紀房/コルク)
  • 西岡 壱誠 一般財団法人ドラゴン桜財団代表理事・ドラゴン桜2編集担当
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――そういうご家庭には、どうアドバイスされているんですか?

市野瀬:私がよくお伝えしているのは、「1カ月、ただ聞くだけをやってみてください」ということです。

――1カ月ですか。

市野瀬:はい。評価しない、アドバイスしない、意見しない。ただ「聞く」だけ。子どもが「今日、YouTubeでこんな動画見た」って言ったら、「そうなんだ、それでどうだった?」って。「ゲームでこんなことがあった」って言ったら、「へえ、それって面白いの?」って。中身は何でもいいんです。

――評価をゼロにする、と。

市野瀬:はい。多くの親御さんは、子どもが話し始めると無意識に評価を挟んでしまうんです。「またゲームの話?」「勉強はどうしたの?」って。それをやめるだけで、子どもは驚くほど話すようになります。

――そういえば、子どもって、話を聞いてもらった実感がないまま大きくなる子、多いかもしれないですね。

市野瀬:そうなんです。「聞いてもらえた」実感がある子は、自分の感情を大事にできるようになる。感情を大事にできる子は、「自分は何をやりたいのか」がだんだんクリアになってくる。それが最終的に、勉強への火のつき方に効いてくるんです。

「楽な道」に逃げる子にはどう向き合うべきか

――逆パターンも聞かせてください。「言いたい放題」というより、なんか常に楽な道を選んでしまう子。「これ、大変そうだからやめとく」みたいな子って、どうすればいいんですか?

市野瀬:そういう子には、逆に「まずやってみないと、あなたの行きたい道にも進めないよ」ってガツンと言うんです。

――え、優しく寄り添うんじゃなくて?

市野瀬:状況によりますね。でも、楽な道ばかり選んで、失敗経験をしていない子には、あえて失敗させるんです。親が手綱を握りっぱなしにしないで、外す。「今、高校生でちょっとやそっと溺れたって、その先の長い人生、決定的な影響を与えるようなダメージになるようなことは何にも起こらないよ」って。

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