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「酒に溺れて借金まみれ」の過去もあったが…"国立大卒、元銀行員ラッパーSKRYU"がチケット即売の人気を得るまでの逆転劇

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SKRYU
ラッパー・SKRYUに直撃し、彼の等身大の生き方を聞いていく(撮影:長田慶)
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「この大会に行って、自分も人生を変える。ここから先は就職せずに、ラップを生業にしてやる」

そう決めていた。卒業旅行のために貯めていたお金も、CD制作に回した。全国大会の会場へは、自作のデモCDを詰めた重たいキャリーケースを持って向かった。

しかし、結果は一回戦敗退。持っていったデモCDも、物販ではほとんど売れなかった。

「パンパンに詰めて持っていったデモCDも、物販で全然売れませんでした。重たいキャリーケースを持って、そのまま帰る。あれはむちゃくちゃ屈辱でした」

その屈辱が、就職という選択につながっていく。

親元を離れて好きなことをさせてもらっていた時間。金銭的な現実。地元に戻り、実家を支えなければならないという思い。そうしたものが、一気に迫ってきた。

「さすがにこれはわがままかもしれない。ここが潮時だろうと思ったんです」

銀行員になっても、言葉だけは残った

SKRYUは地元・島根に戻り、銀行員として働き始めた。

だが、その毎日は簡単なものではなかった。

「新入社員の頃は、毎日のように怒られていました。ほぼ泣いているような状態でしたね」

(写真:SKRYU提供)

それでも、歌詞を書くことだけはやめられなかった。

「銀行で働いている時も、歌詞を書くことはやめられませんでした。それが、自分の根本なんだと思います。今思うとすごくありがたいですね」

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