プロジェクト・ノヴァ――。暗号資産トレジャリーのメタプラネットで、そう銘打たれた計画が進んでいる。中核にいるのは、メタプラが7月に完全子会社化したSiiibo(シーボ)証券(現メタプラネット証券)だ。
スピード決着の買収劇
「進めていきましょう」。4月、メタプラのサイモン・ゲロヴィッチ代表執行役CEO(最高経営責任者)は、シーボ証券の小村和輝代表と向き合っていた。両社の経営陣が意見を交わす過程で、メタプラの経営戦略とシーボ証券の経営課題が合致することがわかり、ディールはとんとん拍子で進捗。2カ月後の6月12日、メタプラはシーボ証券を21億円で買収すると発表した。
メタプラはかねて証券会社の買収に意欲を示していた。そんな折、サイモン社長の前職であるゴールドマン・サックス証券の元同僚が、シーボ証券に出資するベンチャーキャピタルに勤めていたことから買収話が持ち上がった。
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