果たしてこの問題は、高校側の努力不足が原因なのでしょうか?
いえ、おそらくは仕組みの問題です。そもそも教育現場の多忙化が社会問題化している中、新しい期待を投げかけること自体が簡単ではないのです。
事実、いま次期学習指導要領に向けた議論において文科省は、探究の推進における柱として「実現可能性の確保」を位置づけました。やはり探究の質を高めながら持続可能な運営を実現するためには、高校だけですべてを抱えるのは現実的ではありません。
例えば解決策として、学校外の資源を探究のプロセスに組み込むことはできないでしょうか。高校教員の負担を分散し、高校生の学びに「余白」を生み出せたら理想です。
高校生の探究を支える高大連携プロジェクト「ディスカバ!」
その1つのモデルとして桜美林大学が開発したのが、キャリア支援プログラム「ディスカバ!」です。19年からスタートし、20年に運営事務局を法人化。株式会社DISCOVERY STUDIOの運営のもと、年間のべ4万人以上の高校生が参加しています。
「ディスカバ!」は、教育コーディネーターが高校と大学をつなぎ、大学の研究者、大学生、学問知、施設などを活用して、高校生の探究を支える高大連携プロジェクトです。
単発のイベントや出前授業にとどまらず、探究カリキュラム、動画やワークブック、大学生メンターによる伴走、高校教員研修などを組み合わせて展開しています。


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