非現実的なアート作品を眺めながら、それらのメッセージを感じたり考えたりするのも贅沢で有意義な時間になるだろう。アートが充実したパラダイスシティならではの非日常体験になる。
30年秋頃に開業の日本版IRはどうなるのか?
パラダイスシティは、北東アジアのIRとして最大級の規模を誇り、そのカジノリゾートならではのラグジュアリー体験は興味深いものだった。それが国内旅行感覚の身近さで楽しめる点がうれしい。
日本でIRがスタートすれば、日本人旅行者を顧客のボリュームゾーンにする韓国IRとは競合になるだろう。しかし、韓国IR側は、日本IRによって市場は活性化し、IRやカジノを楽しむパイが相乗効果的に拡大することを期待する。
一方、世論の反対意見もあるなか進む日本IRのカジノは、国の厳しい規制により、ルールやサービスが韓国のカジノと比較して制限される見込み。旅行者にとっては、リゾート滞在のなかのひとつのレジャーとして気楽に楽しむくらいの位置づけになるかもしれない。
今回の滞在で感じたのは、カジノはIRの楽しみのひとつの要素であり、それがメインではないということ。日本IRに求められるのは、トータルでいかに日本ならではの滞在価値を提供できるかだろう。そこを磨いていけば、韓国IRとの差別化になっていくに違いない。
(後編に続きます)

