ほかにも、こうした予測に影響を与える要素が2つあると、筆者は考えている。1つは今年の夏の旅行者が、国内外とも昨年より減少するという予測だ。
JTBが7月2日に発表した「7月15日~8月31日に1泊以上の旅行に出かける人」の予測では、海外旅行が前
年比91.2%、国内旅行が95.6%と、ともにかなり減少すると推計している。
背景に物価高騰による節約志向の高まりがあるとのことだが、この数字が高速道路の利用にも影響すると考えれば、天候が同じだと仮定すると全体の交通量は昨年よりも減る可能性があると考えられる。
もう1つは、今年の9月のシルバーウィークが、19日(土)~23日(水)の5連休になることだ。昨年は13日(土)~15日(月・祝)と、その後の飛び石連休にわかれていて、4連休にもなっていない。
8月と9月の両方で遠出はできない、そして夏の猛暑の移動は避けたいという人が一定数いると考えると、お盆期間の高速道路の利用者は昨年よりも減る可能性がある。
もちろん、これらはいくつもある要素の1つに過ぎないので何とも言えないし、NEXCO各社の予測にすでにこうした状況は織り込まれているかもしれないが、実際にどうなるかは興味深い。
さらに詳しくみていくと?
それではより細かく今年の予測を見ておこう。下りのピークは8日(土)と13日(木)で、10km以上の渋滞はそれぞれ27回、29回と予測されている。
一方、上りの渋滞のピークは14日(金)、15日(土)で、10km以上の渋滞はそれぞれ39回、45回と、ほかの日と比べてかなり多い。ちなみにお盆期間の最終日となる16日(日)は14回とぐんと減る。
毎回のことだが、最終日は自宅に戻ってのんびりして翌日からの仕事に備えるというパターンを外して日曜日に戻ると、渋滞に遭遇する確率はかなり減ることになる。

