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ビジネス #「未来の手取り」で会社を選ぶ

給与だけでは測れない自社の「総合報酬(トータルリワード)」をABCDE枠組みで把握する、「未来の手取り」で会社を選ぶ③

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ABCDE枠組みで把握
自社の総合報酬を考えると実は高いレベルの職場かもしれない(写真:maroke /PIXTA)
  • 砂川 和泉 パーソル総合研究所シンクタンク本部 研究員

INDEX

新卒者の賃上げ報道が続く一方、30~40代を中心に「自分の将来の給与がどうなるのかわからない」という不安が広がっている。本連載では、給与水準そのものよりも、「3年先の見通し」と「報酬の透明性」を軸にキャリアを考える視点を示したい。特に生活に直結する「未来の手取り」を起点にすることで、働き方をより具体的に考えやすくなる。

第3回は、給与だけでは測れない会社の価値である「総合報酬(トータルリワード)」をABCDE枠組みで把握していく方法について解説する。

【配信予定】
④統合報告書・人的資本レポートなど開示情報は「将来の給与」を読み解くための宝の山(8月27日)
⑤「もう辞めたい」の衝動に流される前にキャリアは3年先を起点に逆算して考える(8月28日)

「この会社で働く意味」は何か?

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パーソル総合研究所の調査(*1)では、働くうえで重視することのトップは仕事内容や職場の人間関係・風土を抑えて、お金となっている。「給料」の金額に目が向くことは無理もないことだ。ただ、今の時代、給与水準だけで会社を判断すると見誤りやすいのも事実だ。

働く価値は、給料だけで決まるのではない。働くうえで何を重視するかは人によって異なり、企業ごとの就労環境の差も大きい。とはいえ、頭では理解していても、いざ就職先の選択場面になると、給料だけで判断してしまうことは少なくない。

しかし、自分が評価されているのか。成長機会はあるのか。無理なく働き続けられる環境があるのか。生活の質向上につながる福利厚生が充実しているのか。そうした要素が重なり合って、「その会社で働く意味」が生まれてくることを忘れてはいけない。

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