実写版の『リロ&スティッチ』『アラジン』『アリス・イン・ワンダーランド』も10億ドル以上を稼いだ。主演女優のキャスティングに意見が分かれた実写版『リトル・マーメイド』ですら、5億7000万ドルを売り上げている。つまり、過去に結果は出ているということで、知的財産権を持つ企業としては、宝箱にまだ何が残っているか吟味してしまうものだろう。
とはいえ、さすがに近年は作り過ぎてしまった感があるのは否めない。数えてみると、19年から現在までの7年間に、オリジナルアニメの実写版は10本も製作されているのである(※ただし、『クルエラ』『マレフィセント2』『ライオン・キング:ムファサ』は、アニメーション映画をそのまま実写化するものではない)。
二匹目のドジョウはいない?
また、実写版の場合、その続編が期待に見合った結果を出していないという事実がある。『マレフィセント2』は『マレフィセント』のおよそ6割、『ライオン・キング:ムファサ』は『ライオン・キング』の5割弱、もっと前に遡ると『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は『アリス・イン・ワンダーランド』は3割弱しか稼げなかった。同じ魔法を持続させるのは、やはり難しいのだ。
こうした状況で、現在は実写版『リロ&スティッチ2』の製作準備が進められている。ハワイの少女と、コアラに似た暴れん坊の相棒は、この壁を打ち破ってみせられるのか。続編の製作には常にプレッシャーがあるものだが、この愛らしいふたりの次の映画には、別の意味で期待がかかる。

